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娘を思う父親の愛情から生まれた不揃いな愛情みかん

旦那さんが、某有名企業に勤める会社員、 そして奥さんのお父さんがみかんの生産農家をしていて 旦那さんが、土曜日、日曜日、祝日に農家を手伝っている。

和歌山ではよくある光景です。

お父さんが作っているみかんは、共同選果場に持ち込んで、そこから市場に配送されます。
だからちゃんと農薬を散布したきれいなみかんで、M、S、秀、優など階級を分けて箱詰めされたものです。

何の疑問もなくこのような生活を送っていました。
ある時、娘さんが原因不明の難病におかされいろんな医者に見てもらい医学書を読んだり、いろんな先生の話を聞きに行っても、原因がわからず、自分なりに調べた結果、やっぱり食べるものが悪いんではないかという結論に至りました。

それからは、できるだけ無添加のもの自然に近いものを口にするようになりました。
それからだんだんと娘さんの状態はよくなっていきました。

そのとき旦那さんはふと思いました。

同じように悩んでる人がたくさんいるのではないか?
その人たちのためにも何か自分にできることがあるのではないか?

そのときに頭に浮かんだのがみかんでした。

自分たちは、無添加のものを食べているのに、自分たちが作っているみかんは、農薬を散布し土には除草剤を撒き人間の体に悪いものを使って、みかんを作っている。

はたしてこれでいいのだろうか?

いいわけがない!

旦那さんは一代決心をしました。

 「おれが、みかんを作ったる!」

「子供さんからお年寄りの方まで安心して食べてもらえるみかんを作ったる!」

旦那さんは、もし失敗したときの逃げ道をなくすために、今勤めている某有名企業を辞めました。

そして今加入している共同選果場からも脱退しました。

これは、自分が作ったみかんを自分で販売先を見つけて、生産と販売を、一人でこなさなければならないということです。

おそらく誰かに相談したら全員反対したでしょう!

それからは、残留農薬がない、ある程度きれいな、おししいみかんを作る研究が始まりました。

やっと自分が納得ができるみかんが完成し残留農薬の検査をすると152項目において、農薬の検出がありませんでした。

皮が薄く、皮ごと食べられるほど安心、安全で、食感が非常によくやさしい味です。

食べた後に、ふわっと甘みが顔をだします。

さあこれから営業や〜!対に売れる!売ったる!

と意気揚々に営業に出かけたのですが、その年は、みかんの豊作の年でした。

タダでもいらないという年です。

相場はベタベタ!どんなに営業に行って、どんなに味がよくってどんなに安心、安全でも、全く売れませんでした!

家に帰ってきて娘さんがお父さんの靴をみると、靴の底がほとんどありませんでした。

「おとうさんはこれほど営業 に回ってるんだ。それでも売れないんだ。」
と自分は何も助けてあげられない 歯がゆい気持ちになりました。

その年はまったくダメで、ほとんど売れ残ってしまいました。

世間は冷たく、元の共同選果場の人たちからは
「それみろー!変わった事するからや!」
なんていわれていたことも想像に難しくありません。

それでもあきらめずに、次の年も自分が納得するみかんを作って営業に回りました。

だんだんとそのみかんが認められるようになって、お客さんがお客さんをを紹介してくれるようになり、
あれよあれよというまに、今年の販売数量が、まだみかんを収穫してないのに、完売してしまいました。

今は、じぶんの作ったみかんだけでは、追いつかなくなり、考えをともにする生産農家を集めて、
法人化し、販売は自分が一手に引き受け、生産農家を指導し、
息子さん夫婦と一緒にみかん作りと販売に明け暮れています。

この生産者のみかんは、基本的に2LからSまで混合で入っています。
みかんはMでなければという自動思考はありません。

価格も市場か決めるのではなく、自分が決めています。

普通メーカーであれば、価格はメーカーが決 めますよね。それと一緒です。

いつも会うと圧倒的なパワーです。他を寄せ付けないほどです。相手が大企業であろうと、社長であろうと全く怯みません。

そんな生産者さんに支えられ、古由青果はあります。

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